喧嘩のマインド。

格闘技の選手をプロレスラーとしてリングにあげる手法に、個人的にどうしても馴染めない(異種格闘技戦なら寧ろ好物だけれど)。昔から格闘技も好きな自分は求道的なファイターの生き方を尊敬しているし、実際に競技者として戦えば手に負えないくらい強いとわかっているが、プロレスのリングに上がった彼らは意外なほど弱そうに見える。レスラーっぽいことをしようと大声で吠えてみたり、コーナーでキャンバスを踏みつけてみたりという行動にシラケることも多い(失礼な話で恐縮です)。

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お年を召された藤原組長に今も凄みを感じるのは何故かと考えて、その答えは喧嘩のマインドにあるのだと思った。プロレスラーの道場論は、競技に勝つためのものではないだろう。同業者に対してでも道場破りでも、街中でナメられないようにでもいいけれど、プロレスラーの皆さんはとにかく喧嘩に勝つために強さを追求していたのではないか。「猪木イズム」というものが本当にあるのかどうか分からないけれど、それにしたって本質は喧嘩のマインドなんだろうと思う。

男の子なら誰でも分かることだが、喧嘩では腕っ節だけでなく、虚勢を張ったり逆に引いてみたりといった駆け引きや演出がかなり重要で(闘わずして勝つ、ということさえある)、プロレスのリングではそういった要素も見事に表現される。我々は喧嘩という行為に感情移入をしやすい。3歳児でも80歳の老人でも喧嘩はできるが、競技ではそうはいかない。なんだかんだいってプロレスが世間に根付いている理由が、そこにあるような気がする。

ああ、そうか、異種格闘技戦というのは、競技者を巻き込んだ喧嘩だったのか。だから猪木vsウィリーみたいな雰囲気が生まれるんだ。あの試合をテレビで観て「もうウルトラマンはいらない。俺はこっち(プロレス)の世界に生きるんだ」ってハッキリ思ったんだよね。子供の頃から、破廉恥なものが好きなんだよなあ。


[プロレス、格闘技]
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