AAA日本公演「STAR BATTLE JAPAN 2016」。

ルチャリブレ団体AAA(トリプレア)が日本公演を開催。「これは観ておかないとなー」と足を運んだ会場には、お知り合いの好事家が7、8名。皆さん、本当にお好きですね(仕事で来ている方もいるのだが)。

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↑マヤやアステカといった古代文明の時代から引き継がれてきたのか、とにかく派手、原色&蛍光色ゴリゴリの世界。

満員の客席を眺めて先ず気付いたのは、女性客の多さ。自分の隣席でも、2人連れのおギャルがキャーキャーいいながらカメラを構えていた。彼女たちのお目当ては、どうやらKENSO選手と田中将斗選手。海外の団体だけに純血興行を期待する向きも多いだろうが、マニア層以外の観客を集める為にはやはり日本人選手も必要なのだろう。

ビールを飲みながら無料配布のパンフレットを眺めていると、オーストラリアのビクシン嬢から「(第3試合に出場する)オーストラリアン・スーサイドは、私も闘ったことがある友人なので注目して欲しい」というメッセージが届いた。そこで目を皿の様にしてリング上を凝視したところ、オージーながら本場のルチャドールに迫るムーブが見事な選手だった。

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↑AAAマットで確実なポジションを築いているオーストラリアン・スーサイド選手。こういったケースは、やはりメキシカン・ドリームというのだろうか。

個人的に期待していたサイコ・クラウンvsパガノのピエロ対決は、有刺鉄線ボードやゴミ箱が飛び出すルチャ・エクストレーマ。連続殺人犯ジョン・ゲイシー、スティーヴン・キングの「IT」…欧米独特のピエロを怖がる文化は我々日本人には根付いていないと思われるが、そんな背景はともかくリング上の両雄はルックス抜群。色使いのセンスひとつとっても、自分たちのDNAには擦り込まれていない文化に思える。

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↑メキシコでは我等がMASADA選手とも抗争していたパガノ選手(赤いモヒカン)は、テーブルへの雪崩式水車落としでサイコ・クラウン選手にフォール勝ち。異国の地で「トリプレマニア」の雪辱を果たした。

お待ちかねのメインエベント、期待通りカッコよすぎるペンタゴンJrと、WWEスーパースターのレイ・ミステリオに入場時から大歓声。実はこの試合の開始前からかなりヘビーな尿意を感じていたのだが、気が付けばそんなことを忘れてすっかりリング上に見入っていた。丸藤選手とペンタゴンJrの絡みはまさに夢の対決、毛色がかなり異なる曙選手も不思議な程リング上の光景に馴染んでいた。ミステリオの619を見られるのは、やっぱり嬉しいよな。

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↑誰を見ても、どんな絡みも、とにかく絵になる。豪華絢爛なお祭りファイトを十分に堪能。

イベントに通訳は一切登場せず、できる限り本場の雰囲気を演出しようとする姿勢が伺えた。「マカレナ」のロス・デル・リオに混じっていそうなリングアナウンサー氏はアクションと口数がかなり多く、試合中でもマイクを握って選手へのコールを促したり、レフェリーと一緒にカウントを数えたりする。メキシコではゴングではなくホイッスルを使うので、コールに続いてリング上で「ピピーッ!」とやるのもリングアナの役目。なかなか新鮮で面白かったが、この辺りの演出を日本の団体で真似るのは少々難しいだろう。入場テーマを敵味方交互に繋いで流したりと、進行をスムーズにする方法は応用してもいいように思った。

とりあえず最終的な感想を一言…俺もオリジナルのマスクが欲しいわ。角やエラが生えた、猛烈に不気味なヤツがいいなあ。


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