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FMW対UWF。

「どうしてFMWは異種格闘技戦から始まったんだ? ナンデ?」とMASADAさんから尋ねられて「それは80年代にUWFがあったからだよ」と返答したことを憶えているが、FMWの源流を「格闘技連合」に求めれば、UWFなくして邪道は存在しなかったということはいえる。対抗戦を控えた会場のモニターでは1988年の「チケット持ってますか?」事件が繰り返し紹介されていたが、大仁田選手が持込もうとした挑戦状には「佐竹雅昭」の名前が書かれていたはずで、敢えて悪く言えば当時の彼は使いっ走りでしかなかった。門前払いは屈辱であったろうが、同時に「引っ張らない手は無い」とも思ったかもしれない。

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UWFへの意識故か、大仁田選手は翌1989年の「格闘技の祭典」で、レガースを着用して青柳館長と闘っている。FMWを旗揚げしての再戦以降はレスリングシューズに履き替えたが、青柳戦の公式ルールにはイス攻撃を認める旨の記述があって、わざわざそんな文面を用意するのもUWFがあってこそだろう(電流爆破までの初期FMWのイメージは、間違いなく異種格闘技戦とイス攻撃だった)。UWFのアンチテーゼであったFMWは、青柳館長や松永光弘さんといった融通の利く異種格闘家を必要とした。Uがなければミスター・デンジャーも存在しなかった? 逆算すれば、その可能性は考えられると思うなあ。

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第1次FMW時代、大仁田選手はインタビューでUWFについて語っている。「(「最強」を謳う)高田ともし闘ったら、ナイフを使ってでも勝つ」。あくまでファンの勝手で言わせてもらうが、そりゃもうプロレスラーとしたら圧倒的に正しいでしょう?

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そして迎えた執念のFMW対UWF…大仁田組が先に入場したことを不思議に思っていたところ、後楽園ホールに響き渡ったのは「UWFのテーマ」。もうこれでね、「今更感」なんか吹っ飛びますよ。奇襲攻撃に場外乱闘は大仁田組の常套手段だが、首根っこを掴まれて客席の間を引き摺られていく船木選手の姿は、バンカラな極道校に編入させられた進学校の優等生を連想させた。

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この対抗戦は、大仁田厚の独り舞台でなければ成立しない。そもそもFMW軍のメンバーだって、全くFMWではない。大仁田厚の私怨をワクワクしながら楽しむのが筋であって、UWFが技術や理念で邪道をねじ伏せることなど誰も期待していない(UWFファンですらそれを理解しているから、彼らの声は殆ど聞こえてこない)。立場だけを利用されるという意味では、K−1やPRIDEよりも大仁田厚の方が厄介だ。

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危険な角度のパワーボムで勝利した大仁田選手は、試合が終わってからスイッチが入った船木選手との電流爆破デスマッチを示唆。いやあ、大仁田厚の私怨清算シリーズは本当に面白いよなあ。格の差で後進のデスマッチ世代を突き放して、タイガーマスクとUWFをバイタリティで翻弄して…プロレスを通じて自身の現状や将来に希望が見えるのは、正直言ってこの路線くらいだもの。やり残したことはやってしまえばいいし、許せないものにはケリをつけたらいい。還暦前のおっさん(失礼)が、誰よりも無邪気にリベンジを楽しんでいるのだから、40を越えた俺にだってまだやれることはあるだろう。

嫌がる船木選手をどうやって電流爆破のリングへ連れ出すのか、これは本当に楽しい展開になってきた。


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