アクセル・ロットン。

先週金曜日の2月5日、珍しく夜寝て朝起きた俺は、Facebookのタイムラインにズラリと並ぶアクセル・ロットンの写真を見て、何とも嫌な予感を抱いた。最近ではデヴィッド・ボウイ、モーリス・ホワイト…著名人の訃報は、そのように伝えられることが多い。

アクセル・ロットン氏の遺体は、宿泊先のモーテル(※後日の報道ではファストフード店のトイレ)で発見されたという。享年44歳…そうだった、俺は同い年なんだよ。

昨年6月、ブライアン・ナイトンという人物からメッセージが届いた。文末の署名を確認するまでもなく、差出人はアクセル・ロットン氏であると分かった。「KOTDMのTシャツを見たんだ。俺のTシャツもデザインしてもらえないか?」といった内容。そういったお問い合わせは毎週のように海外から頂戴するが、「おお、アクセル・ロットンか」と思うと何とも感慨深いものがあった。ECWでの活躍は、今も記憶に残っている。

クレイジー・フェイスながら実は端正な顔立ちのアクセル氏は、Tシャツのモデルとして絵になるキャラクターだと常々思っていた。彼の希望はタイペイ・デスマッチ(拳のバンテージにガラス片を貼付けて殴り合う試合形式)とパンクロックをモチーフにしたデザイン。更にアクセル氏は、自身の地元であるボルチモアのアピールを要望した。「ボルチモアは殺人の発生率の高い、ムチャクチャ危険な街なんだ。Bodymoreなんてシャレで呼ばれるくらいだからな」。Bodyとはズバリ、「死体」という意味である。

幾度かのやり取りの末にデザイン料の話もまとまり、先方からの正式発注を半年ばかり待ち続けた末の訃報だった。冷やかしといっては失礼かもしれないが、このような形で連絡が途絶えることは極めて多い。しかし本人が亡くなってしまったのでは、これで永遠にそれっきりということになる。商売云々は全く抜きにして、アクセル・ロットンTシャツは是非作ってみたかった。

44歳のアクセル氏は、Bodymoreことボルチモアで最期を迎えた。薬物中毒であったとか、身体は殆ど動かないとか、彼の近況については噂レベルで色々と耳にしてきた。実際トラブル続きの半生だったとは思うが、幾人かの同業者(=レスラー)たちのコメントにもある通り、これでもう「No more pain」である。

Thank you, Axl-san.


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