メキシコのキチガイジン、その1。

Facebook等の交流もあり、各国にキチガイデスマッチファイターが多数存在することは承知しているが、実際に彼らの試合を間近に観る機会は少ない。つまり世界は未知の強豪だらけということだが、今回が三度目の来日となるビオレント・ジャック選手が、弟分(?)のシクロペ選手を帯同してメキシコから飛来した。そりゃまあ、見逃せないでしょ。というわけで、8月28日開催のFREEDOMS後楽園大会へひとっ飛びしてきた。


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↑初来日のシクロペ選手に、マノ・ア・マノで胸を貸す格好となった葛西純選手。業界一完璧なコーディネイトと断言出来る、このKICHI-GUYっぷりに心底震えて頂きたい。

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↑開始直後の手四つから油断ならぬ雰囲気を漂わせた闘いは、次第にアイテムを使った攻防に発展。やや小柄なシクロペ選手の背中は、みるみる血に染まっていった。わざわざ地球の裏側までやってきて、一体何をやっているのだろうか。

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↑実はラリアットやキックといった打撃の名手でもある葛西選手。この一撃を観た限りでは、とても膝に爆弾を抱えた選手とは思えない。

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↑対するシクロペ選手も、凶器の扱いには慣れているようだった。この直後、抜け落ちたイスの座板で葛西選手の頭頂部を追い打ちしていたが、案外しつこい性格なのかもしれない。

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↑デスマッチ・ハイ状態に突入した狂猿の、このイカレきった姿をご覧あれ。死ぬ為ではなく、生き残る為のデスマッチ…納得である。

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↑十字架ボードに取り付けられた蛍光灯が破裂すると、その下にはカミソリが隠されていた。背中一面で刃物を受けようとするキチガイの心意気は、まさに想像を絶するものがある。

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↑自ら持ち出したノコギリラダーに、高角度バックドロップで叩き付けられた葛西選手。この一撃で葛西選手の右肩はパックリ裂けてしまい、リング上に血だまりが出来る事態に。余りにも過激過ぎる日墨交流といえよう。

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↑何ということはない一枚に思えるが、リングサイド最前列のお客さんにご注目。シクロペ選手の憎らしげな表情が、ストレートに想像出来ますな。

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↑ノコギリ上への垂直落下式リバースタイガードライバーから押さえ込みに入った葛西選手は、3カウントに合わせて得意のポーズ。横綱相撲ならぬ横綱デスマッチを披露した狂猿に、万雷の「カサイ」コールが降り注いだ。若いシクロペ選手の健闘には、葛西選手も手応えを感じたのではないだろうか。


いやあ、シクロペ選手、素晴らしかったですね。小さな身体と童顔っぷりからは想像出来なかったエクストリームな攻撃&受けっぷりは、目の肥えた後楽園の観客たちを唸らせるのに充分なものがあった。活きのよさと度胸が、そのまま試合に表現されていた印象。試合終了後の「シクロペ」コールは感動的だったなあ。

思いの外写真を多く載せてしまったので、メインエベントは次回エントリーでひとつ。少々お待ち下さい。


[プロレス、格闘技][イベント]
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メキシコのキチガイジン、その2。

※前回のあらすじ…前回をご覧ください。

というわけで、いよいよメインイベントの日墨キチガイ対決。竹田誠志選手とビオレント・ジャック選手の一戦は、KING of FREEDOM WORLDの王座を掛けたタイトルマッチとなった。果たして、ベルトの海外流出はあり得るのか? ジャック選手、ゴツいし根性あるし技は切れるし、ちょっと危ない気もするんだよなあ。


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↑セミファイナルで破壊されたアイテムの残骸が再び使用される、何ともエコなデスマッチが実現。メキシカンらしくコロナビールをパックで持込んだジャック選手は、総合格闘技出身の竹田選手をニー・オン・ザ・ベリーで押さえ込むや、かなり早過ぎる祝杯をあげていた。

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↑業務中の飲酒に業を煮やした(?)竹田選手は、お返しとばかりにジャック選手の脳天にビール瓶を叩き付ける。ザ・デストロイヤーvsグレート東郷を彷彿とさせる、実に豪快な一撃…って、俺が生まれる前の話なんだけどさ。

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↑ルチャドールを相手に、飛び技でも魅せてくれた竹田選手。カミソリボードに向かって、華麗かつ重厚にブッ飛んでいった。身体能力を存分に発揮する竹田選手のデスマッチスタイル、当方かなり好物です。

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↑巨体のジャック選手が放つ雪崩式ブレンバスターは、まさに迫力満点。奇麗に受け身を取ったところで、リング上には蛍光灯の破片がビッシリ。何をやっても必殺技になってしまう、まさに地獄の戦場である。

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↑流石はルチャドール、ジャック選手の素晴らしい空中姿勢にご注目。この勢いで飛び込まれたのでは、受ける方も必死にならざるを得ない。危険なアイテムを数多く揃えても、技術が伴わなければデスマッチだって盛り上がらないのである。

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↑血とガラス片に塗れたリングで、徐々にデスマッチハイ状態に突入していく両雄。普通に暮らしていれば、日常生活でこんな表情になる機会は全くない。

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↑空気の薄い高地で鍛えられているからか、ジャック選手のスタミナは底なしである。試合終盤になって飛び出した完璧なトペコンヒーロは、満員の観客たちの度肝を抜いた。何処にこんな元気が残っていたのか、甚だ疑問。

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↑フィニッシュとなった裏U-クラッシュ。巨漢のジャック選手をガラス片へ垂直に叩き付けた竹田選手、文句無しの王座防衛であった。デスマッチだって立派なプロレスなんだからさ、最後にモノをいうのはフィジカルだと思うんだよなあ。

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↑「…あれ、勝っちゃうんじゃないの?」と幾度も観客たちをドキドキさせたジャック選手に、万雷の拍手とコールが浴びせられた。マイクを握ったジャック選手から発せられた「キチガイジン」なるフレーズに、ファンたちは手を叩いて大喜び。まだ流行には至っていないが、個人的には既にして流行語大賞候補の一言である。


試合後に訪ねたジャック選手は、覚えたての日本語を駆使して積極的にファンたちと交流していた。簡単な会話をさせて頂き、聡明で勘のいい人物という印象を受けた。恐らく日本のレスリング、デスマッチについても、日々研究を重ねているに違いない。シクロペ選手しかり、優秀なキチガイ人材を発掘したフリーダムズ、葛西選手の功績は、大いに讃えられるべきだろう。未知の強豪へのワクワク感、かなり久しぶりに堪能させて頂きました。


[プロレス、格闘技][イベント]

山本雅俊PRESENTSスペシャルアーカイブトークイベント 「原点・新日本プロレス」 のご案内。

大変お世話になっております山本 "ヤマモ" 雅俊さん主催のトークイベントが、9月16日に新大久保にて開催されます。注目のゲストは元TV朝日アナウンサーにして「ワールドプロレスリング」初代実況担当の舟橋慶一氏。あの猪木vsアリ戦を実況された方といえば、お若い方々でも脳裏に名調子が甦ってくることでしょう。ストロングスタイルの黎明期に立ち会われた舟橋氏の貴重な証言を、至近距離で拝聴する大変貴重な機会です。昭和プロレスを愛好される方は元より、現在の新日本プロレスを熱心にご覧になっている方々にも、今日に至るプロレス史の講義として興味深い内容になるかと思います。以前、志生野温夫氏(元「全日本女子プロレス中継」実況担当)がゲストでいらした時に思ったのですが、山本さんもリングアナウンサーということで、「声」を生業にしてきた方々の対談は、聴いていて気持ちがよくなるんですよね。月並みですが、「やはりプロは凄いなあ」というか。そういった部分でも、高級感を味わえるイベントなのではないでしょうか。

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さあ、出かけよう! 昭和プロレス、その浪漫の旅へ!! 

・社会現象となったアントニオ猪木の信じられないスケールのブレイク

・異種格闘技戦 猪木VS上田の釘板マッチ タブーを無視し、ことごとく禁断の域に踏み込む新日本プロレス

・舟橋氏が切り開いた「プロレスの実況」というそれまで誰もが考えもしなかったスポーツの新ジャンル

・長州力、藤波辰彌、キラーカーン、藤原喜明 彼らの新人時代

・アントニオ猪木VSモハメドアリ戦 世紀の一戦の実況中継

正にリビングレジェンド 舟橋慶一さんが御自身にとってのプロレスをたっぷりと語る この貴重な夕べに皆様、是非ご来場下さい

■山本雅俊PRESENTSスペシャルアーカイブトークイベント
「原点・新日本プロレス」

2015・9・16 18:45

語り手  元TV朝日アナウンサー 初代ワールドプロレスリング実況・舟橋慶一
聴き手 小佐野景浩
進行MC 山本雅俊

■9月16日(水曜日)18時45分開始予定

会場 『スタジオGP』 
JR山手線・新大久保駅から徒歩7分 (新宿区大久保1-14-14フロンティアビル2F)

チケット 前売り2900円 当日500円増し

※チケット購入はメールで

miyabitti2002@kud.biglobe.ne.jp 
(VERY SMART) 

御名前、枚数、携帯番号を必ず明記して下さい。

■会場・スタジオGPのアクセス詳細 ◆新大久保駅(JR山手線)より徒歩7分 改札を出たらスグ右手へ(明治通り方面へ)そのまま直進 →1軒目の「オムニ食堂」、100円ショップ「キャンドゥ」を通り過ぎ更に直進 →2軒目の「オムニ食堂」と「ほほえみ薬局」の間を右折 →右折してスグ左手に1Fに黄色看板「駒忠」居酒屋があるビルの2F


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