明日から俺は…。

皆様、大変お久しぶりです。諸事情ありまして更新が停止しておりました当ブログですが、明日からまた無理のない程度に執筆を再開させて頂きます。特に派手な予告もありませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。


[日常]
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西伊豆釣行その1。

久しぶりのブログ更新になるが、先ずは行楽の話題からということで…予てから話題に上っては立ち消えていた海釣りの旅が、先月某日いよいよ実現した。同行したのは企画発案者の成嶋君(アメ横商人)、そしてお馴染みの春風亭傳枝師匠。目的地は個人的には初めての訪問となる西伊豆である。

午前8時都内某所に集合、成嶋君運転のキャンピングカーに揺られて真っ先に向かったのは…


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↑まあ、やはり釣具屋であった。いきなり糸から選び始めるという準備ゼロっぷり。サバの回遊が期待されると聞いて、各々サビキ仕掛けを購入。青物を数釣りしておく必要があってのことだが、その理由は釣り場に到着してから明らかにしたい。

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↑続いて向かったのは、修善寺にある傳枝師匠の生家。「子供の頃に使った釣り道具を持っていきたい」という師匠が納屋を探ったところ、いきなり出てきたのは無茶苦茶ゴツい鮎釣り竿。御祖父が愛用されていたものだそうだが、威厳さえ感じさせる年期と迫力に思わず記念写真を撮影してしまった。

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↑30年ぶりにガサゴソと掘り出された師匠の釣り道具一式。えーと…使えます? 「釣りキチ三平」仕様の針が懐かしくもシブいが、収められているのは表記の袖針ではなく、何故かワイヤー付きのイシダイ針。実はこれが現場で役立つのだが、その理由はやはり後ほど。

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↑風光明媚な観光地として全国にその名を轟かせる修善寺だが、いきなり出くわしたこちらの看板には思わず目を疑ってしまった。流石は傳枝師匠の故郷である。幼少時の生活環境が、後の人間性に多大な影響を与えることを、改めて思い知らされた。

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↑異常に美味い屋台蕎麦に舌鼓をポンポン打った一行は、いよいよ待望の大海原へ。港に到着するなり、とんでもない大物を釣り上げた成嶋君は、ご覧のように不敵な笑みを…というのは大ウソで、実際は地元の沖釣り師から拝借したマダイを手にポーズを取っただけ。まあ、バレバレですな。

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↑テトラ群で小一時間底モノを狙い(堤防の高さに足腰がすくんだ上に道路側へ落下した俺は、戦意喪失のままボウズ)、そこそこ楽しんでから移動した先は成嶋君馴染みの岸壁。先ずは周囲を見渡して「海に来た!」という気分を満喫した。背後の林では示し合わせたように一斉に鳴き始めるセミの声が凄まじく、港湾工事か何かに使う重機が動き出したのではないかと錯覚するほどだった。

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↑地元育ちだけに勘がいいのか、サバを一荷釣りでバンバン上げる傳枝師匠を横目にヒットしたのは…餌取り名人として悪名高いクサフグ。食べたらエラいことになるのでリリースする他ないのだが、こちらから逃がしてやろうというのに「キュウキュウ」と命乞いの声を絞り出すのが妙に腹立たしい。二度と俺の餌を食うんじゃねえ。

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↑実は我々の本命は、これまた外道として知られるウツボであった。食べたら美味いっていうからね。仕掛けはワイヤー針(「釣りキチ三平」)、餌は釣ったばかりのサバである(においを出す為に、一度踏みつけて血まみれにするのがコツ)。青物が必要だというのは、つまりウツボの餌に使う為だったのだ。先ずは成嶋君が1本、続いて当方も1本釣り上げて上々の首尾。引きはかなり強く、最初は根掛かりだと思い込んだほど。流石は磯の暴れん坊、親の仇のように睨まれましたよ。

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↑そんなウツボの運命は…1、絵描きに釣り上げられ…2、噺家に失神させられ…3、アメ横商人に目を潰された上に斬首され…4、そしてバラバラにされた挙げ句、皮まで食われ…。ちなみにこの三人、本人たちだけでなく、それぞれの母親まで同学年であることが判明。昭和18年生まれ…アントニオ猪木、ミック・ジャガーと同い年。みんな元気で何よりだな(←適当)。

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↑「これがね、日本一の夕陽ですよ」と通りがかりの老婦人に教えられた、西伊豆の美し過ぎる光景。我を忘れて見とれてしまったのか、防波堤の釣り人はレーザー光線の如き失禁状態(釣り竿だっつーの)。


いやはや、なかなか有意義な釣行初日であった。待望のウツボは粉を付けて唐揚げにしたが、ボリュームのある白身がビックリするくらい美味だった。噂通り小骨は少々うるさいが、それが気にならないほど上品な味わい。ご飯にもビールにもよく合う。釣り方を指導してくれた成嶋君、調理に腕を振るった傳枝師匠に、改めて御礼を申し上げたい。

というわけで、次回は続編なんでございやす。そこんとこ臾櫓肆齲。


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西伊豆釣行その2。

初日に釣り上げたウツボを惨殺し、バラバラにした挙げ句きれいサッパリ平らげた三人組は、キャンピングカーで深い眠りに就いた。目覚めは早朝5時、寝ぼけ眼でのろのろと大海原に挑む一行の釣果や如何に。


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↑朝イチの作業は、前夜に沈めておいたカニ網のチェック。何やら蠢くものが…と引き上げてみると、50センチ前後はあろうかという立派なアナゴだった。あまりのますらおぶりに、男三人しばしチン黙を強いられたが、これは実に幸先がいい。

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↑前日とは河岸を変えて、いざ戦闘開始。話には聞いていたが、伊豆の海は何処までも透明で、思わずダイブしたくなるほど美しい。好奇心おう盛な傳枝師匠は「ちょっと泳いでみようかな」とニヤニヤしていたが、この人は本当に飛び込みかねないので内心冷や冷やさせられた。

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↑「灯台の方向に投げたら、キスが釣れるよ」という地元の方からの助言に従い、天秤仕掛けをビシッと投入。暫く置いてから巻き上げてみると、掛かっていたのは10センチ程度のコチとタイ。「お、今日も早いね」「お互い朝から食欲旺盛ですな」なんてところを引き上げられたのかと思うと、やや気の毒。

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↑前日に引き続き、取り憑かれたかのようにサバ釣りにいそしむ傳枝師匠は、酢と塩を持ち出して即席のシメサバを調理。これがもう、最高に美味かった。何しろ釣ったその場でないと食べられないですからねえ。

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↑湾内を歩き回ってメタルジグを投入していた成嶋君は、やや大きめのサバを見事ゲット。「シイラが来てる!」と色めき立つ場面もあったが、目に見える魚というのはどうしても掛からないものでして。

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↑「何だ、こりゃ?」と傳枝師匠が引き上げたのは、掌サイズのカワハギ。餌取り名人として知られる盗人野郎だが、中にはこのような間抜けもいるのである。カワハギとはよくいったもので、ご覧のように面白いくらいズルリと皮が剥ける。ワタを抜く際に取り出した肝を湯引きして食べてみたが、見た目からは思いもよらぬ濃厚さに驚愕。当然ながら「もっと釣れ、カワハギ!」という話になるが、世の中そう上手く事は運ばない。

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↑カワハギと大きめのサバは、網に並べて干物に。我々人間様の皮膚も真っ赤に焼き上がるほどの陽射しだけに、こんな小魚などあっという間に乾ききってしまう。日焼け止めを準備しなかったものだから、腕だの首だのエラい目に遭ってしまった。ヒリヒリと大いに反省。

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↑お目当てのシロギスはまるでヒットせず、上がってくるのはグロテスクなコチばかり。「キスより美味い」という声もあるくらいだから、これはこれで大変嬉しい。帰宅後に唐揚げにしてみたが、当然大満足。まあ、世間的には高級魚の扱いですからな。

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↑最後の最後に上がった、待望のシロギス。見ての通り小振りだが、スーパー・ストロングマシンの「玉虫ラメ」を思わせるウロコの色彩が何とも美しい。ちなみにこの日釣れたシロギスは、結局この一匹のみ。何とも切ないファースト・キスであった。


隣りのおじさんはエギを使って見事なタコを釣り上げていたが、とにかく魚種が豊富で楽しい釣り場だった。二日間目一杯直射日光を浴びたため、帰路の車中では三人揃ってグッタリ。日焼けの痛みを鎮めようとシーブリーズを連続噴射しつつ、かつてこの商品のCMソングを倉木麻衣が歌っていたことを思い出した。「Feel Fine」なるタイトル、青い海と空の映像、胸躍るようなサウンド…どれをとっても夏らしいのだが、如何せん倉木麻衣本人のイメージが暗いというか陰気というか、彼女が無理に歌っていると思うと「Feel Fine」感が全くなかったなと、そんな記憶が甦ったのであった。何のこっちゃ。


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↑帰宅後、鍋料理として生まれ変わったウツボちゃん。小骨は確かに邪魔だが、そんな程度では問題にならないほどグッテイスト。皮と肉の間のゼラチン部分に、独特の甘みがある。少々引っ叩いたくらいではビクともしないタフな魚だけに、骨までしゃぶり尽くすと何だか屈強に生まれ変わった気分に。勢い余って夜道の散歩を試みたところ、片道だけで一時間半も歩いてしまい、後悔の念に苛まれながらトボトボ帰宅する羽目となった。いい歳こいて、一体何をやっていたのであろうか。


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