Krushを観てきただ。

いよいよ春らしい気候になってきたが、暖かくなると人は殴り合いを観たくなるもの。というわけで、後楽園ホールで開催されたキックボクシングKrushを観戦してきた。

アメ横青年部部長玉山氏のご縁で応援させて頂いている山本優弥選手(第23代ウェルター級王者)は、総合格闘技からの刺客、郷野聡寛選手との一戦が決定。異色の顔合わせに戦前の期待は高まる一方だったが、対戦相手の郷野選手が調整をしくじり、計量オーバーの失態を犯してしまった。彼に課せられたペナルティは「ファイトマネー20%ダウン、減点1、通常の8オンスではなく10オンスのグローブを着用」といったもの。双方のモチベーションに、何らかの影響がでなければいいのだが…。

お知らせ
会場前に貼られた「お知らせ」。実際のところKrushの人気はモノホンなのである。会場が会場だけに、複雑な心境に陥るプロレスファンもいることだろう。

ヘイリー・ヘイトレッド
コスチュームデザイン等でお世話になっているヘイリー・ヘイトレッド嬢もご一緒。蹴り技を得意にするだけあって、初観戦のキックボクシングに興味津々の様子。それにしても、この迫力満点の胸元…鼻から出血する選手が幾人かいたのも頷けるというもの。

玉山部長
まあ、見てくださいよ…って、手前の陽気な男ではなく、満員の客席と鈴なりのバルコニーを。20年前ならプロレスでも普通に見られた光景ですな。ちなみに玉山部長が手にしている団扇は、優弥選手の応援団が制作した逸品。反対の面には反射板が貼付けられており、まあ、目立つこと目立つこと。

郷野聡寛
激戦続出の王座決定トーナメントは他所様のブログにお任せして、こちらは優弥選手出場のスーパーファイトをピックアップ。先に入場は、外敵にして計量オーバーの郷野聡寛選手。ナチュラルヒールの登場に会場が沸き上がるかと思いきや、割と穏やかに迎えられてちょいとビックリ。プロレスのつもりで「ブーッ!」とやって、ひとりで恥かいたよ。

山本優弥
トップロープを飛び越えて颯爽とリングインする優弥選手。「プロレスのリングよりもずっと緩いロープを掴んで飛び上がるには、それなりの運動神経が必要だと思う」とヘイリー嬢。なるほど、見ていてるところが違いますな。

山本優弥
ロープやコーナーを背にする郷野選手に、優弥選手が絶えずプレッシャーを与え続ける試合展開。伸びのいいキックを繰り出す優弥選手だが、テクニカルな郷野選手は寸でのところで有効打を許さない。この緊張感が格闘技の醍醐味である。

ラウンドガール
そんな張り詰めた空気を一時だけ骨抜きにする、ラウンドガールの脱力系ダンス。何度も見たから振り付け憶えちゃったけど、まあ、俺が再現すると言っても誰も見たがらないだろう。

山本優弥
2R以降も「攻める優弥、固い郷野」といった展開。優弥選手のローキックはかなり効いているように見えたが、郷野選手はまるで冷静さを失わない。周囲に陣取っていた優弥選手の応援団は「速いハイ出していこう!」「ローいいよ、ロー!」と終止具体的なアドバイス。「ナイスミドル!」という声が聞こえた時は、つい俺のことかと思っちゃったよ。もういい歳だからさ、こっちは。

山本優弥
最終3Rで判定にもつれ込み、30-29、30-29、30-28で優弥選手の勝利。ペナルティの減点1がなければ延長戦突入だったが、ルール上勝ちは勝ちである。優弥選手本人は攻め込んでいけなかったことを悔いている様子だったが、ピリピリするような格闘技独特の緊張感は味わえたし、みんなで応援する楽しさもあって十分に堪能させて頂いた。皆さん、キックボクシングって本当に面白いんですよ!

KO
トーナメントでは派手なKOシーンも。画像は-60キロ級の決勝戦で壮絶に散った"狂拳"竹内裕二選手。この選手、同日に行われた準決勝ではフックの相打ちによるダブルダウンから対戦相手を再度殴り倒し、担架で医務室送りにしている。"明日は我が身"…というか"1時間後は我が身"という、実にシビアな世界である。ちなみにヘイリー嬢は「Kyoken, good!」といって、すっかり竹内選手のファンになっていた。

山本優弥
改めて己の矮小さを思い知らされる全試合終了後の一枚。ついさっきまで鬼のような形相で闘っていたとはとても思えない、優弥選手の何とも柔和な表情が印象的だ。ちなみに右端にいる女性は、ビジネス英語の通訳をお願いしているS嬢。いつも本当に救われております。

SUMMER NERVES
最後に細かいことを…オープニングマッチにドロー判定の試合があったのだが、その際に流れた退場曲が坂本龍一の『カクトウギのテーマ』だった。この曲は全日本プロレスでも時間切れ引き分けの時に使用されている(実際に会場で聴いたのはかなり以前のこと…今も使ってるのかな?)。坂本教授ファンとしても聞き逃せないところだが、これはつまり「全日本繋がり」ということであろうか。

改めて…やっぱり俺って、殴り合い蹴り合いが好きなんだよなあ。


[プロレス、格闘技][イベント]
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松永光弘さんのブログ&BJW5・5横浜文体。

世に言うゴールデンウィーク、当方は地味に仕事と飲酒の日々を過ごしていた。ちょいと飲み過ぎてお腹を壊したりもして、それはそれで黄金週間といった趣ではあったが…まあ、生き方って人それぞれだよね。

この連休中、ミスターデンジャー松永光弘さんから「mixi日記をブログに移行したい」というご相談があった。そこで「引っ越し」の手続きと、受け皿であるブログのデザインを承ったのだが…改めて読むと松永さんの日記、やっぱり面白いんだよなあ。脅威の記憶力と構成力による、非常に読み応えのある回顧録。ブログではコメントを受け付けていないので、続き物として文章をテンポ良く読めるメリットもある。まあ、mixiの総集編的存在というか。

そして何より、内容が本当にデンジャー。「プロレスって何?」というテーマについて深く考えさせられます。未見の方は、是非バックナンバーから楽しんでください。

松永光弘 ブログ
ミスターデンジャー松永光弘公式ブログ
『またくるゆるさん』
http://danger1383.blog50.fc2.com/



5月5日といえば巷では子供の日と認識されているようだが、少々捻くれた大人である当方は、大日本プロレスのビッグマッチを観戦すべく横浜文化体育館までひとっ走りしてきた。

竹田誠志 星野勘九郎
一年ぶりに訪れたBJW in文体。昨年はネクロさん(&銀行強盗)が参戦したこともあり10名以上の大所帯で観戦したが、今回は野郎二人でしみじみとリングサイド最前列へ。薄暗い会場でゴツゴツと殴り合う音を聞くと「ああ、今俺はこうしてここに生きているのだな…」という気持ちになってくる。そんなに辛い日々を送っているわけではないのだが。

葛西純
相変わらず必要以上に狂っていた葛西純選手。日本人の場合、この域まで達して初めて"F×CK YOU"がサマになる。生き様を表現する上で、これほど説得力のある肉体とコーディネイトを俺は他に知らない。

伊東竜二 Tシャツ
この日から発売になった、当方デザインによる伊東竜二選手のTシャツ。「極東のデスマッチ王者」というイメージで組んでみました(西洋人が作ったブルース・リーのシャツみたいな)。

伊東竜二 Tシャツ
バックプリントはこのようなデザイン。何処かで見たことのある文言は、某関係者氏のアイデアによるもの。言われなくったって真似できないっつーの。

伊東竜二
伊東選手はメインエベントで、BJWデスマッチヘビー級王座の防衛戦を敢行。画像は、蛍光灯で組んだやぐらにパワーボムで叩き付けられた場面。この攻撃により、伊東選手の左肩には客席からでも確認出来るほどの裂傷が。Please, Don't try this at home(だから無理だって)。

伊東竜二
コンクリートブロックも用意された過激なデスマッチに勝利し、見事タイトルを防衛した伊東選手。端正なルックスと雰囲気、繰り出す技の華やかさ…伊東選手にはデスマッチファイターとしての品が漂っている。キチ○イや荒くれ者たちに囲まれた伊東選手が王者である状況こそ、個人的には最も望ましい。つまり、今回はハッピーエンドだったというわけですな。



さて、今日も働くか…。


[Tシャツ][イラスト、デザイン][プロレス、格闘技][イベント]

大相撲技量審査場所って一体?

大相撲技量審査場所…「何だかなあ」というネーミングですな。言いたいことは山ほどあるが、無料公開だのTV中継中止だの、ここまでファン不在且つ自虐的な決断が本当に必要だったのかは甚だ疑問である。

不正を働いた(とされる)一部の人間を解雇、その上ファンをも巻き込んだ連帯責任まで負わされるのだから、「もうこれで許してください」という痛々しさが滲み出るのも仕方のないところか。そうまでして媚びなくとも、残った力士が今まで通りの闘いを見せれば十分だと個人的には思うのだが。

細かいところは端折るが、まあ、大相撲自体に人気がないから、こういった事態になるのである。投資をする者が減少し、これといったタブーにも守られていない相撲協会が、世間様のストレスの捌け口にされている側面は否定出来ないだろう。

そんな珍名場所四日目、雨が降りしきる中、国技館へ足を運んだ。会場前を華やかに彩る幟は一切自粛。アルコールの持ち込みは禁止、館内の食堂と一部売店は営業停止。いわゆる興行のハレ感というものがなく、冴えない天気も相まって何とも侘しい光景である。

「誰の為の大相撲なんだ?」という心の叫びを抱きつつ、西二階席二列目に腰を下ろす。土俵上は三段目中盤戦の頃合いだった。この辺りの番付にはお知り合いの力士が何人かいるが、若い彼らは本当に真剣に相撲に取り組んでいる。温厚で優しい人間ばかりだが、日常のほんの些細な言動から彼らの勝負師としての気構え、そして苦悩を感じることは度々である。

一連の騒動にあって「相撲は八百長だった」という、情報処理能力とデリカシーに欠けた言い方をする人がいる。正しくは「相撲には八百長が存在する」という表現になるはずで、角界全体が組織ぐるみで勝負論を捨てていると思い込んでいる向きには是非考えを改めて頂きたい。

そして国技館で、或は稽古場で、力士たちの真剣な取り組みを目にして欲しい。悪いことがバレた人間はしっかり罰せられるべきだが、600人からいる力士の多くは日々真剣勝負に命を捧げている。「技量審査」なんて予備校の模擬試験みたいな言い方をするまでもなく、彼らは普段から厳しい競争原理の中で必死に生きているのである。

剛乃海
力の入った競り合いから、一気に押し出し会心の勝利。彼らの闘いは実にストイックだ。

武玄大
土俵際での厳しい攻防。こうして写真で見ると両者ともとんでもない落ち方をしているが、土俵のこの高さがあるからこそ受け身を取れるという話を聞いたことがある。勿論、徹底した修練があってのことだろうが。

越ノ龍
出番を控えて険しい表情。土俵の向こうにいる対戦相手から目を逸らすことがない。彼らは日々、この緊張感と闘っているのである。

白鵬
横綱白鵬は、栃煌山を退けて四連勝。今場所も強さが抜きん出ている印象である。角界を取り巻くこの状況にあって、闘志を内に秘めるタイプの横綱は協会としても不安要素の少ない存在かもしれない。ドルジなんか、把瑠都以上に何を言い出すか分からないもんなあ。品格の正体って、結局「何も口にしない」ってことなんだよね。


改めて思ったが、闘っている人間はやはり美しい。その美しさの中に、各々が真実を感じればいいのである。相撲は相撲を愛する人たちのためにある。それ以上のことがあるだろうか…?


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