☆ドージョーアッパレよりお知らせ(ブログ記事はこの下です)

ドージョーアッパレ主催

「格闘演芸道場WRE」Vol.6

お江戸両極亭譚2017

 

アブドーラ・小林のデスマッチ式演芸会!



◎開催期日:2017年11月22日(水) 18時45分開場 19時15分開始

◎会場:お江戸両国亭/墨田区両国4-30-4両国武蔵野マンション1F(京葉道路沿い)

◎木戸(入場料):前売/2,000円 当日/2,200円

◎出演

春風亭 傳枝(しゅんぷうてい でんし/落語芸術協会)
入船亭 扇蔵(いりふねてい せんぞう/落語協会)
春風亭 小柳(しゅんぷうてい こりゅう/落語芸術協会)

ゲスト:アブドーラ・小林(大日本プロレス

多分、絵を描くことになる人:小沢 聖(おざわ せい/イラストレーター)

☆チケット(当日窓口でのお引換)のご予約は、代表者のご氏名、人数をご明記の上で下記アドレスまでご連絡お願い致します。

wre.info2012@gmail.com

皆様のご来場を、アゴを長くしてお待ちしております。

 

3月11日について。

皆さん、ご無沙汰しております。何せ生まれながらに不謹慎な人間なので、あらゆる状況を考慮して「少なくとも三月中はブログの更新は不可能」と判断、ここまでとりあえず沈黙を続けてきた。仮に何かを書く必要に迫られても、なかなか手が付かなかったと思う。正直なところ、あまりの出来事に想像や感情が追いつかなかったのだ。

3月11日の午後、都内在住の俺は自宅近くのファミレスで遅い昼食を取っていた。隣りでコーヒーを飲んでいたおばさんが実におしゃべり好きで、せわしなく動き回る店員さんを捕まえては「向こうの空が曇っている」「渋谷辺りは雨かしら?」とそんなことばかり話しかけていた。

食後すぐに便意を催した俺は、躊躇はしたものの店でトイレを借りず、会計を済ませると小走りで帰宅した。玄関を抜けてトイレに飛び込む直前に時計を覗いて、「まだ3時前か、今日中に仕事は片付くだろう」とそんなことを思ったのを憶えている。

便座に腰を下ろしてホッとしていると、突如足元が揺れ始めた。自宅にひとりだったのでトイレの戸を開けていたが、台所越しに見える仕事机とパソコンが震えている。

「これはデカいな。それに揺れている時間が長い」…と訝しんだ矢先、CDラックの上に飾ってあった忌野清志郎の遺影(彼の葬儀会場で配られた葉書大のポートレート)がストンと落下したのを合図に、建物全体が音を立てて激しく揺れ始めた。 「おい、待て、マジかよ!?」と慌てて尻を拭こうとするが、あまりの震動で腰を上げることができない。視界に入る六畳間では、本やらDVDやらあらゆるものが放物線を描いて落下している。自分の作品を飾った額縁が左右に大きく揺れて、まるで柱時計の振り子のようだ。

古い集合住宅の二階だから余計に揺れるのか? いや、これはもう大地震の部類だ。そんな状況下で尻を丸出しにしている心細さといったらないが、自宅で一番安全な場所にいたのは悪運の強さというべきだろうか(トイレは柱が多くて狭いので、災害時に潰れにくいという説がある)。

ひとしきり揺れ終わった後に水を流し「水道はOKか…」とライフラインを確認。台風一過のようになった自室を見て苦笑いした後、我が子を迎えに小学校へ向かった。道中で幾度か余震に遭遇したが、商店街も住宅街もこれといって被害は見られず、正直なところを明かすと「こういった経験はなかなかできるものではない。偶然とはいえ、トイレにいたという話もネタにはなるな」と実に呑気なことを考えていた。「ファミレスにいたおばさん、ビックリしただろうなあ」と、そんなことを思い出す余裕がまだあったのである。

無事保護した息子を連れて帰宅。床に重なる落下物を除けて腰を下ろし、テレビを付けたところで呆然とした。「これは何処の光景だ? …えっ、東北?」と目を疑った。茶色い濁流が軽々と運んでいるのは、明らかに日本風の家屋なのである。この津波はSFXでもCGでもない。国内でリアルタイムに発生している、本物の災害なのだ。

"言葉が出ない"とはまさにこの状況である。「考えがまとまらなくて喋ることができない」といった次元ではない。「あれだけ揺れたのに、震源地がこんなに離れていたとは…」とそればかり思った。誤解を恐れずいえば、どのような感情を持ったらいいのかすら分からない。

その夜は、外出着のまま布団に入った。幾度かやってくる余震のお陰で熟睡は不可能。そんな夜を2、3度繰り返していたある日、寝起きに観たワイドショーで「おうちが全部流されちゃった」とケラケラ笑う幼児の姿を目にして、それまでにない恐怖を初めて覚えた。自分たちの日常とシンクロするものが、ここでハッキリ見えたというか…あのインタビュー映像は本当にリアルだった。

とりあえず「あの当時、何があったのか」ということだけ書いてみた。次回の更新からは、また違った角度で諸々を記していきたい。


[日常]
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震災後のプロレス。

3月11日の大震災直後、多くのイベントが延期或は中止を余儀なくされた。プロレスも例に漏れず、3月20日ドラゴンゲート両国大会など幾つかの興行が中止となったが、安全と電力の確保がままならぬ状況ではやむを得ない判断だったといっていい。

そんな中で、状況を慎重に見極めて予定通り大会を開催した団体もあった。俺が足を運んだのは3月21日の大日本プロレス後楽園大会と、同27日のゼロワン靖国神社大会。どちらもこれといったトラブルはなく、全力ファイトでファンたちを大いに喜ばせていた。幾らかお祭り的な要素があったゼロワンの奉納プロレスでは、屋外会場ならではの開放感を堪能した。そして馴染み深い後楽園ホールで開催された大日本プロレスのデスマッチリーグ戦では、日常を取り戻すことの安心感をはっきりと思い出した。

そもそも大日本という団体は、世界有数のキ○ガイたちがシノギを削る狂気のデスマッチ集団である。震災だの天災だの以前に、日頃から破壊的で破廉恥で不謹慎なことをしてきた彼らが(以上褒め言葉)、この状況下でどのような光景を見せつけるのか…それはもう、ありのままの姿を表現するしかないのだ。いきなり万人向けの人畜無害なプロレスになってしまったら、自分たちの理念や観客たちを裏切るという意味で本格的に不謹慎である。

まあ、プロレスを見てホッとするという経験は、これまでの人生にはちょいと憶えがないというか。

月が変わって4月3日はJWP後楽園大会。慣れぬ女子プロレス会場へ向かったのには理由があって、セミファイナルに登場するヘイリー・ヘイトレッド選手のコスチュームをデザインしちゃったからなのであった(そういった業務経験は一切なかったのですが)。

Hailey Hatred
アジャ様とのタッグでタイトルマッチに挑んだヘイリー嬢。「肉食人種だから」では済まされないド迫力だ。ちなみにこのTシャツはメキシコで制作されたそうで、人格を超越したバケモノっぷりがなかなか素敵である。

Hailey Hatred
選手本人からの希望は「『不思議の国のアリス』が怖くなった感じ、みたいな~」。ちなみに生地はヘイリー嬢自ら選んでいる(伸縮の具合であるとか、本人でないと確認できない部分がある)。いざ着てみると、太ももが露出しているからか、グッと身体が大きく見える。まあ、何とか似合っていると思いますが、どんなもんでしょうか?

Hailey Hatred
ヘイリー嬢こだわりの背面イラストも当方が担当。「俺が自分で縫ったんじゃねえのか?(縫えないけど)」と驚くほど忠実に刺繍してくださった、近藤シューズさんの技術力に脱帽。

Hailey Hatred
得意のキックを駆使して奮闘したヘイリー嬢だが、最後は一瞬の丸め込みにより日本で初めてのフォール負け。親の仇のようにバッカンバッカン蹴り続けたかと思えば、ブリッジの効いたしなやかなスープレックスも見せる。ズバリ、日本向きのファイターだといっていい(選手本人が物凄いpuroresマニアだということもある)。

Hailey Hatred
一部の選手や関係者から「ヘイちゃん」と呼ばれて親しまれているというヘイリー選手…って、石坂浩二かよ。体格も技術も、そしてハートも素晴らしいものを持っている彼女だけに、今後の活躍も大いに期待できそう。新興団体レイナのツアーにも参加するそうなので、皆さん是非注目してみてください。

業務報告、以上です。

台湾のレシート。

未曾有の大震災から一ヶ月が経過した。この期間があっという間だったか、或は辛く長かったかは本当に人それぞれだったはずだが、とにかく地震や津波、原発のことばかりを考え続けてきたのは皆さん一緒だろうと思う。

地震が発生する以前の生活を忘れがちになったりもするので、意識的に思い出してみたら俺は二月に台湾旅行へ出掛けていたのだった。何だか、物凄く以前のことのように感じるなあ。そこでもう少し記憶を手繰ってみると「あ、そういえば…」とひとつ閃いたものがあった。

台湾 レシート

この紙切れは、台湾のコンビニやスーパー、飲食店などで手渡される極普通のレシートである。一見何の変哲もないが、捨てずに持ち帰ってきたのには理由がある。画像左側が表面なのだが、注目して欲しいのは上部にある太字の数字だ。

実はコレ、抽選で現金が当たる宝くじのナンバーなのである。

こういったレシートは統一發票と呼ばれており、お買い上げの金額に関わらず当たり前に発行される。つまり台湾では、買い物をする度に宝くじを一枚入手できるのである。賞金の最高額は1,000万台湾ドル…本日(4月12日)のレートでは28,990,038円。万が一の場合は、濡れ手にバブルにも程があるというわけだ。

末等でも200台湾ドル(約580円)だから、この統一發票をすぐに捨ててしまうのは勿体ない。元はといえば経営者の脱税を防ぐ目的でレシートに通し番号を付けたのが始まりだというが、宝くじともなればその効果は絶大なものがあるらしい。現金が貰えるだけに現金な話である。

台湾滞在中に統一發票の影響力、存在感を思い知らされる場面に幾度か遭遇した。早朝にコンビニで買い物を済ませて店の外へ出ると、ホームレスのおっさんが段ボール箱を抱えて突っ立っている。物乞いであることは間違いないが、彼が求めているものは現金ではなくレシート、つまり統一發票なのである。なるほど僅かでも当たれば生活の足しになるし、一発大きいのが来れば脱どん底も夢ではない(宇崎竜童もびっくりだ)。

別の場所では、歩道に設置された大きな透明のプラスチックケースの中に、通行人たちが統一發票を入れている光景に出くわした。車椅子の写真が貼られているところを見ると、ややギャンブル性のある募金活動ということらしい。病院の前でやっていることなので詐欺の類いではないだろう。現金を投入するよりはお互い気が楽だし、なかなかいいアイデアではないだろうか。

士林の夜市では、こんなことがあった。やけに馴れ馴れしい雰囲気の若い男が「日本人ノ方デスカ?」と、食事中の我々に声を掛けてきた。やや警戒しつつ「そうですよ」と答えると「プレゼントヲ差シ上ゲマスノデ、レシートト交換シマセンカ?」という。統一發票狙いであることは分かったし、何をくれるのかという期待もあったので一枚だけ応じることにした。

「アリガトウゴザイマス。台湾楽シンデクダサイ」と、彼から手渡されたものは…

台湾 爪楊枝

…何だ、この爪楊枝。「市議員」と書いてなくとも、コレ見たら一発で肩書きわかっちゃうよな。ギラついた笑顔に絶倫ぶりを伺わせる頭部…好きなんだろうなあ、この先生。

台湾といえば、今回の震災に対する義援金が総額で100億円を突破したという報道もあって、大変な新日、いや親日国家という印象がある(誰が失われたストロングスタイルだ)。そういった行動力しかり、統一發票のようなアイデアしかり、台湾人の柔軟な感覚は仲良しの我々としても是非お手本にしたいところである。ああ、また遊びに行きたいなあ。

まあ、統一發票を日本に導入するのは難しいかね、やっぱり…あ、抽選結果? ひとっつも当たってないんだよねえ(こちらのページ参照)。もうちょっと台湾に食い込んでいかないと、まだまだ顔じゃないというか。


[日常]
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