ジョリー。

携帯映画サイト『映画野郎』編集長の原口さんと試写会へ行ってきた。お目当ての作品は『ツーリスト』。ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーの競演が実現したということで、その筋(どの筋?)で話題になっている映画である。

『映画野郎』での俺の担当は3D作品なので、今回は直接の仕事ではなく鑑賞眼を鍛えるための"お勉強"というところ。とはいえ公開前ということもあって、作品の内容に触れることは出来ない。大雑把な感想だけ言えば「面白かった」。なるほど、大雑把だ。でも、今はそうとしか言えない。

もう少し突っ込めば、キャスティングの魅力が期待通りに感じられる作品ではある。いやあ、やっぱり本職は違うわ(アイドルの名前だけで客呼ぼうとしてるどっかの国とは大違いだぜ)。

アンジェリーナ・ジョリーにしてもモノが違うという感じだが、女優ではなく女性として見ると別の意味でモノが違うという感じがする。日本人のDNAにはないでしょ、ああいう造形とそれを認める感性は。美しいのは分かるのだが、そこにリアリティがない。スラッとした血統書付きの高級犬を見て「俺の内蔵を全部足しても、こいつの価値には足りないんだろうなあ」とため息をついてしまう、そんな距離感を伴った気分に似ている。…え? いや、だからアンジェリーナ・ジョリーを見た時の心境がさ。

それと個人的には、ジョリーっていう響きがね…中学時代の同級生に遠藤君ってのがいて、運動部でもないのにいつもジョリジョリの坊主刈りだったんですよ。みんなから「ジョリ頭の遠藤」と呼ばれて、やがてあだ名が「ジョリー」になって。だから俺の中では「ジョリー」といったら遠藤君。木更津第二中学校三年五組の遠藤君。

アンジェリーナ・ジョリー
↑世界的にジョリーといったら、この人だが…

遠藤君
↑俺としては、どうしてもこっちがジョリー。似ても似つかないけど。

それとアンジェリーナもねえ…我が国でアンジェリーナといったら、無条件で佐野元春でしょう? ニューヨークから流れてきた、バレリーナの。複雑なんだよな、アンジェリーナ・ジョリー。

試写会の内容を書けないからって、わざわざ絵まで描いて何やってんだ。とりあえずジョリー…じゃねえや、『映画野郎』をよろしくお願い致します。ちなみに現在アップ中の当方担当コラムは『ナルニア国物語』でございます…って、大丈夫かよ?

『映画野郎』
http://ehm.jp/


[イラスト、デザイン][映画]
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両国国技館でゼロワン。

「ゼロワン両国国技館大会開催決定」…最初に一報を聞いた時は、無言で2秒ほど固まってから「…え?」と微妙な反応をしてしまった。斜陽の状況にあるプロレス界にあって、このゼロワンも無論例外ではない。実際、月イチの後楽園ホール大会も寂しい客入りが続いている。かといって何処かで勝負に出なければ、明るい未来は見えてこない。

現状ではビッグ過ぎるビッグマッチだけに、当然ながら秘策が用意されていた。7年前に急逝した故・橋本真也の長男、大地(18歳)のデビュー戦が両国大会の目玉だという。"破壊王"は俺も大好きなレスラーだった。新日本プロレスに「強さ」を求めてきた者にとって、橋本こそが最後の砦がだったような気がする。藤田和之やケンドー・カシンのようにシュートの世界で結果を残す選手も後に現れたが、橋本のプロレスは格闘技の理論や理屈を超えたハチャメチャさが魅力だった。プロレスの強さというものは、当然ながら競技のそれとは性質が全く異なるのである。

というわけで3月6日、駆けつけて参りました両国国技館。試合開始直前に飛び込んだ客席を見渡してビックリ。失礼ながら、予想を遥かに超えた観客動員である。少なくとも7割以上は入っていたと思うが、いやあ、試合を見る前から感動しちゃったよ。

クレイグ・クラシック
個人的な楽しみのひとつは、NWAジュニアヘビー級王者として登場のクレイグ・クラシック。彼が留学生として大日本プロレスのリングに上がっていた頃、しばしば飲食等を共にした仲である。「BJW時代は来る日も来る日も若手相手の第一試合。時には試合が組まれないことすらあった。そんな俺が王者としてビッグマッチに凱旋するんだ。是非みんなで応援してくれ」と胸を張っていたクレイグだが、蓋を開けてみればやはり第一試合なのであった(タイトルマッチなのに…)。

クレイグ・クラシック
外道クラッチっぽいというか、何とも形容し難い丸め込みで王座防衛に成功したクレイグ。澤のシャイニングウィザードをマフラーホールドで切り返そうとしたり、妙に難しそうなことにチャレンジするチャンピオンだった。

10人タッグ
ビッグマッチらしいお祭り的な試合もラインナップ。リング上の誰もが「…どうして俺たち争ってるんだろう?」と疑問を抱きかねない、人種に国籍、キャラクターがてんでバラバラな10人タッグ。君はこの場面に闘いを見ることができるか?

橋本大地
亡き父の入場テーマ『爆勝宣言』に乗って、大歓声を背に登場した橋本大地。リングサイドに集まったカメラマンの数が、デビュー戦の注目度を如実に物語る。ベテラン蝶野正洋を相手に、序盤は静かな立ち上がり。リストの取り方はまだサマになっていないが、それがかえって初々しく魅力的。いやあ、若いってのはいいなあ。

橋本大地 キック
予想していたよりも逞しく見えた大地。得意技はやはり各種キック。18歳の少年が47歳の年配者を蹴り飛ばす機会など滅多にない。もっと攻めるんだ、大地!

橋本大地 ニールキック
父親譲りといえるニールキックが炸裂。この写真からも分かるように、蝶野は大地が試みる全ての技を真正面からガッチリ受け止めていた。改めて「絶妙なマッチメークだなあ」と納得。

パイルドライバー
蝶野もただ技を受けているわけではない。要所で見せる重い一発は流石の説得力。47歳の年配者が18歳の少年に脳天杭打ち、これもまたプロレス特有の麗しい光景。

橋本 蝶野
最後は蝶野のSTFに屈した大地だが、秘めたる可能性は大観衆にしっかり伝わったと思う。不安を伴いつつ高まっていく期待感、大会場を揺るがす津波のような「橋本」「大地」コール…本来あるべきプロレスのスケールを久しぶりに体感した気分。困難も予想されるスター育成プロジェクトだが、業界再興のためにもドッカンドッカン盛り上がって欲しい。

クレイグ・クラシック
ファンや友人たちに囲まれてご機嫌だったクレイグ。「ハーイ、セイ!」と彼がハグしてきたタイミングで、NWAジュニアのベルトが当方の顎を直撃。勢い良く噛み合った奥歯が「ガチン!」。危うく舌を噛むところだった。

大谷晋二郎
闘う男の背中は雄弁である。「大谷、お前に付いていくぞ!」と叫びたくなる、悲壮感に満ちた後ろ姿。渾身のプロレスに心から感動致しました。ゼロワンは、死んでも死なない!

玉山部長
日頃お世話になっているアメ横青年部の皆さんも観戦。すっかりプロレスとビールに酔った玉山部長は、靴を履く間もなく枡席から押し出される格好に。「国技館のビール、絶対に普通のビールじゃないよ。一口飲んだだけでクラッときたもん」…部長、絶対に普通のビールです。

両国国技館
お客さんは沢山集まったし、何より個々の試合内容が充実していた。素晴らしい興行だったと本気で思います。観戦後はアメ横メンバーと合流して居酒屋で反省会(我々が反省することは何もないのだが)。8時前には乾杯したもんだから、そりゃもう飲んだ飲んだ。汗をかいて奮闘する未成年を見守った後のビールは格別である。

よし、おじさんも頑張って生きるぞ。


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